注文住宅の収納、どのくらい確保すればいいのか、正直よく分からないまま設計に入る人が多いと思います。私もそうでした。
結論から言うと、我が家は敷地30坪という制約の中で、キッチン裏の壁一面収納・キッチン前面収納・SIC・WIC・パントリーの5箇所に収納を分散させ、「隠す収納」中心の計画にしました。今のところ、収納量に関する後悔はほとんどありません。
町田市で注文住宅を建築中(2026年12月完成予定)の私が、設計士とどう収納を詰めていったか、具体的な数字とあわせて公開します。
結論:5箇所に分散させた「隠す収納」計画
| 収納場所 | 役割 |
|---|---|
| キッチン裏の壁一面収納 | カップボードの代わり。幅5.5m×高さ2.4mの可動棚 |
| キッチン前面(リビング側)収納 | オプションで追加。リビングから生活感を隠す |
| SIC(シューズインクローク) | 玄関まわりの散らかりを隠す |
| WIC(2階) | 衣類収納。アイアンバー2段 |
| パントリー | 空きスペースを活用して新設 |
30坪の敷地だと、収納を無尽蔵には作れません。だからこそ「どこに何をどれだけ置くか」を先に洗い出してから間取りに落とし込む、という順番が重要でした。
Figmaで立面図を作り、収納量を「見える化」した
収納計画で一番効いたのは、Figmaで自分たちで立面図を作り、家電・靴・買う予定の収納ボックスをどこにどれだけ配置するかをシミュレーションしたことです。設計士から渡される図面だけだと、正直「本当にこの量が入るのか」が実感できませんでした。
棚板1枚ごとに何を置くかまで具体的に置いていくと、収納の過不足が事前に見えてきます。家族が4人になっても足りるかどうかも、この段階で確認しました。おかげで竣工前の今も、収納量そのものへの不安はほぼありません。
注文住宅の収納計画は「どれくらい必要か」ではなく「どう使うか」から考えるのがコツで、よく使うものは見せて取り出しやすく、生活感が出やすいものは扉の中に隠すのが基本——隠す収納と見せる収納、どちらが正解?賢い使い分けと収納計画のコツ|KULABOより
キッチン裏の壁一面収納:5.5m×2.4mを50〜60万円で
キッチン裏は、既製のカップボードを置く代わりに壁一面を可動棚の収納にしました。幅5.5m、高さは天井までびたびたの2.4m。中は可動棚で、棚の高さは自由に変えられます。
これで50〜60万円くらいに収まっています。カップボードをちゃんと買うと200万円近くかかるところを、収納量はむしろ増やしながら値段は半分以下に抑えられたので、この判断は満足しています。
パントリーとキッチン前面収納、SICで散らかりを隠す
キッチン裏の収納だけでは全部を隠しきれないので、空いたスペースにパントリーを追加しました。さらにキッチン前面(リビング側)にもオプションで収納を足しています。生活感が一番出やすいキッチンまわりを、二重三重に隠す収納で囲む形です。
玄関まわりはSIC(シューズインクローク)で靴とアウトドア用品をまとめて隠しています。来客が来たときにリビングまでの動線に物が散らからないようにする目的です。
WICのアイアンバーは2段、上段は195cm。夫婦の身長差30cmで決めた高さ
2階のWICで一番こだわったのはアイアンバーの高さです。夫は185cm、私は155cmと身長差が30cmあるので、通常の高さでバーを1段だけ設置すると、どちらかが必ず使いづらくなることが最初から分かっていました。
そこでアイアンバーを2段にし、上段は通常よりかなり高い195cmに設定しました。ワンピースやロングコートのように長さが出る服は、Figmaでの収納シミュレーションの時点で「置く場所」を先に決めていたので、そのゾーンだけは2段にせず1段のバーにしています。
ハンガーパイプを2段にする場合、使う人の身長やハンガーにかける衣類の丈に合わせて高さを調整する必要がある——ウォークインクローゼットのポールは2段|最適な高さは?|チューモンズーより
正直に書く:まだ分からないこと
収納量については、Figmaでのシミュレーションのおかげでほぼ不安がない状態です。後悔していることも今のところ思いつきません。
ただし、これはあくまで図面上のシミュレーションです。実際に4人分の荷物を出し入れする生活が始まってみないと、動線として本当に使いやすいかは分かりません。特にキッチン前面収納は今回オプションで追加した部分なので、竣工後に実際の使い勝手を確認して、改めてこの記事に追記したいと思います。
まとめ
- 30坪の敷地では収納を無尽蔵に作れないので、キッチン裏収納・キッチン前面収納・SIC・WIC・パントリーの5箇所に分散させた
- Figmaで立面図を作り、家電や収納ボックスの配置をシミュレーションしたことで収納量の不安がなくなった
- キッチン裏の壁一面収納は5.5m×2.4mの可動棚で50〜60万円。カップボードより収納量を増やしつつコストは半分以下に
- WICのアイアンバーは2段、上段195cm。夫婦の身長差30cmを踏まえて決めた
- 今のところ後悔はほぼないが、実際の生活動線としての使い勝手は竣工後に検証する予定


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