注文住宅の設計期間10ヶ月を振り返って【実体験】終わらない宿題と、後悔・妥協しなかったこと

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住宅の設計図面のイメージ
イメージ:住宅の設計図面

着工から1ヶ月半ほど経ちました。おかげさまで基礎・上棟と進み、今は内装や家具を考えるフェーズに入っています。現場が動き始めた今だからこそ、家探しから着工まで約10ヶ月かかった設計期間を振り返ってみようと思います。

一言でまとめると、「決めても決めても、新しい宿題が出てくる10ヶ月」でした。この記事では、その大変さの中身と、今だから言える後悔ポイント、逆に妥協しなくてよかったことを、実体験ベースでそのまま書きます。

設計期間10ヶ月は長いのか短いのか

うちの設計期間(家探し開始〜着工)は約10ヶ月でした。一般的な相場と比べるとどうなのか、記事にするにあたって調べ直しました。

打ち合わせにかかる期間は、着工前には3〜6ヶ月、建築中には3〜5ヶ月かかる。家族の意見調整や設計変更が多い場合は半年以上かかることもある——注文住宅の打ち合わせの回数や流れ〜期間とは?|sumuzu(スムーズ)より

着工前の打ち合わせ期間の目安は3〜6ヶ月とされているので、うちの10ヶ月はその倍近くかかった計算になります。設計事務所での家づくりだったこと、こだわりが多かったことを踏まえると納得の数字ですが、「長引く前提で構えておいたほうがいい」というのは、これから設計に入る人に伝えたい実感です。

決めても決めても終わらない「宿題」との戦い

10ヶ月の中で一番大変だったのは、「決まった」と思ってもすぐに新しい選択肢や論点が出てきて、宿題がどんどん増えていくことでした。

打ち合わせの前に「窓のサッシはこれを採用したい」「ヌックは木で囲いたい」「間取りはこうしたい」と、やりたいことを挙げていくのですが、いざ相談すると

  • コストがかなり高くなってしまう
  • 長期優良住宅の基準を満たせない
  • 構造の強度が出ない

といった理由でそのままは実現できないケースが何度も出てきました。設備選びも同じで、「これがいいのでは」と思って提案しても、設計士と話しているうちにさらに良い選択肢が出てきて、結局持ち帰ってまた考える。この「持ち帰り」が積み重なって、宿題がどんどん増えていく感覚が10ヶ月続きました。

設計打ち合わせで資料を確認する様子のイメージ
イメージ:設計打ち合わせの様子

後悔ポイント:設備グレードをもう少し抑えてもよかった

今だから言える後悔は、もう少し設備グレードを下げてコストを抑えても良かったかなという点です。デザインにこだわった結果、元々予算として考えていたラインを大幅に超過してしまいました。金利が上昇していて先行きが不透明なことも、今振り返ると余計にそう感じさせる要因になっています。

うちだけの特殊な話かと思って調べてみたところ、予算オーバー自体はかなり一般的なようです。

不動産情報サイト「SUUMO」の調査によれば、当初予算からのオーバー平均額は243万円。なかには500万円以上オーバーした例もある——新築注文住宅で予算オーバーの原因|平均額や後悔なしで削る方法を紹介|一建設より

※この調査の実施年や母数など詳細は元記事に明記されていないため、あくまで参考値としての紹介になります。それでも「平均243万円」という数字を見ると、予算オーバー自体は珍しいことではなく、むしろ「どこまでなら許容するか」を先に決めておくべきだったという反省につながりました。

設計に入る前に資金計画を固めておきたい方へ

「デザインを詰めてから予算オーバーに気づく」のではなく、先に資金計画の上限を明確にしておくと、打ち合わせでの判断がぶれにくくなります。複数社のプランと資金計画を無料・3分で比較できるサービスもあるので、これから設計に入る方は早めに使っておくのがおすすめです。

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妥協しなくてよかったこと:1Fの設備とデザイン

逆に、妥協しなくて本当に良かったと思っているのが1Fの設備やデザインです。自宅でホームパーティーをしたいという思いが元々あったので、人が来ても自信を持って家に入れられる空間にこだわりました。コストと天秤にかけて悩んだ場面も何度かありましたが、ここは削らなくて正解だったと今も思っています。

後悔ポイントの設備グレードとは対照的に、「何のためにこの家を建てるか」という軸に直結する部分は妥協しなかったからこそ、今振り返っても納得感があるのだと思います。

着工から1ヶ月半、今の状況

着工してからは、進捗は当初の想像通り順調に進んでいます。基礎・上棟が終わり、今は内装や家具を考えるフェーズに入りました。設計期間中は「決めることが終わらない」というしんどさが続きましたが、現場が動き出してからは、それとは違う楽しさが出てきています。

建築中の住宅のイメージ
イメージ:建築中の住宅

これから設計に入る人へ

打ち合わせを重ねる中で、「よくわからないから、これでいいや」と決めてしまう場面はどうしても出てきます。それ自体は悪いことではありませんが、最初に「これだけは守りたい」と思っていたもの(予算・利便性・デザインなど)をちゃんと守れているかは、打ち合わせのたびに振り返ったほうがいいというのが、10ヶ月を終えての一番の実感です。

うちの場合はそれが「予算」で崩れ、「1Fの設備・デザイン」では守り切れました。何を守り、何を手放すかは家庭によって違うと思いますが、「最初に決めた軸」を定期的に見直す習慣があるかどうかで、後悔の残り方はかなり変わるはずです。

まとめ

  • 設計期間は約10ヶ月。一般的な相場(3〜6ヶ月)の倍近くかかったが、こだわりが多い家づくりでは想定の範囲内だった
  • 一番大変だったのは「決めても決めても新しい宿題が出てくる」こと。コスト・長期優良基準・構造強度など、理由はさまざまだった
  • 後悔ポイントは設備グレード。デザインにこだわった結果、当初予算を大幅に超過した(予算オーバーの平均額は243万円というデータもあり、珍しいことではない)
  • 妥協しなかったのは1Fの設備・デザイン。ホームパーティーができる家にしたいという当初の軸を守れたことに納得感がある
  • 着工から1ヶ月半、進捗は順調。「最初に守りたかった軸」を打ち合わせのたびに振り返ることが、後悔を減らす一番のコツ

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