第1話:賃貸をやめて家を購入することにした理由
▶ 第2話:新築マンションを検討してやめた理由(この記事)
第3話:中古マンション+リノベを検討してやめた5つの理由
番外:建売戸建てを検討してやめた理由
第4話:ハウスメーカー5社を断って設計事務所を選んだ理由
こんな疑問はありませんか?
- 新築マンションって資産価値が高くて安心じゃないの?
- 東京の新築マンションが高いのはわかるけど、それだけが理由でやめたの?
- 新築マンションのどんなところが「自分たちには合わない」と感じたの?
この記事では、実際に東京都内〜近郊の新築マンションを複数見学したうえで、購入をやめることにした理由を正直に書きます。
結論:価格と広さのバランスが取れなかったこと、そして間取りの自由度の限界が決め手でした。
✅ こんな人に新築マンションがおすすめ
- 資産の流動性・換金性を重視したい(売りやすい)
- 管理の手間をかけたくない(管理組合に任せられる)
- 都心・駅近に住みたい
- オートロックなどセキュリティを重視する
- 入居後の維持管理をシンプルにしたい
この記事は「新築マンションが私たちには合わなかった理由」を書いています。あなたの条件・優先順位によっては、新築マンションが最適解になります。
理由① 「高いのに狭い」という東京の現実
私たちは職場が東京都内にあるため、東京都内または都心へのアクセスがいい近郊エリアで物件を探していました。
実際に見学してみて最初に感じたのは、「高い割に狭い」という現実でした。
2023〜2024年にかけて、東京の新築マンション価格は記録的な高騰が続いています。都内で新築マンションを探すと、70〜80㎡(3LDK)クラスでも1億円を超える物件がざらにある。
2024年の首都圏新築分譲マンションの平均価格は7,973万円(前年比+7.5%)。東京都区部に限ると平均1億1,739万円と初めて1億円を突破した。
私たちが求めていたのは「2人でゆったり在宅勤務ができる、仕事部屋が2つとれる広さ」。そのサイズ感の物件を都内で探すと、予算は当初の想定を大きく超えていきました。
理由② 「資産性」は本物のメリット——ただ私たちには響かなかった
新築マンションを勧める理由としてよく聞いたのが「資産性が高い」という言葉です。
確かに都心の新築マンションは値下がりしにくく、購入価格よりも高く売れるケースも実際にあります。でも私たちはこう考えました。
「自分たちの物件価格が上がっているなら、次に買いたい物件の価格も同じように上がっているはず。」
売却益で手元にお金が増えたとしても、次に欲しいレベルの家はさらに高くなっている。生活レベルを上げるには、どこかのタイミングで高い物件を買うしかない構造になっている——それに気づいてから、「資産性」という言葉があまり響かなくなりました。
私たちの考え方は「長く安心して住み続けること」が最優先。投資的なリターンより、住みながら満足できる家かどうかを重視することに決めました。
理由③ 「田の字型間取り」の限界
価格と広さの問題以上に、私たちが引っかかったのが間取りの問題です。
新築マンションは「多くの人に売れるように」設計される宿命があります。その結果、採用されるのはほとんどが「田の字型」と呼ばれるオーソドックスな間取りです。
廊下を挟んで各部屋が並ぶ田の字型は確かに使いやすい。でも私たちには、こんな要望がありました。
- 子供部屋は今すぐ必要ないので、その分リビングをとにかく広くしたい
- 玄関まわりに土間収納が欲しい(アウトドア用品が多い)
- 仕事部屋が2つとれる、でも廊下で区切られていない開放的な空間にしたい
こうした要望を持ちながらマンションを探すと、「面積を増やすしかない」という結論になります。面積が増えれば価格も上がる。希望を叶えようとするほど予算は膨らんでいきました。
「新築マンションは販売効率を上げるために標準的な間取りが採用されやすい。オプションで多少の変更はできても、根本的な間取りを変えることは難しい」
新築マンションのメリットも正直に言います
やめた理由ばかり書きましたが、新築マンションには本物のメリットがあります。私たちが実際に感じたものだけを書きます。
- 資産の流動性が高い:都心・駅近の物件は売りやすく、いざとなれば現金化できる安心感がある
- 管理が楽:管理組合がマンション全体を管理してくれるので、建物の維持に手間がかからない
- 立地が便利:駅近に建てられることが多く、生活の利便性は戸建てより高いケースが多い
- セキュリティ:オートロックや管理人常駐など、防犯面での安心感がある
これらのメリットは本当に魅力的でした。ただ私たちの「長く住みたい、自分たちらしい家を作りたい」という優先軸には合わなかった、というのが正直なところです。
まとめ
- 東京都内の新築マンションは価格高騰が続いており、2LDK以上だと予算が一気に上がる
- 「資産性」は魅力的だが、次の物件も同様に値上がりしているため生活レベルの向上には限界がある
- 田の字型が中心の間取りでは、自分たちの暮らし方を実現しようとすると面積・価格が増加するばかりだった
- 資産性・利便性・管理の楽さはメリット。ただ「自分たちらしく長く住む」が最優先の私たちには合わなかった


コメント