【間取りシリーズ①】注文住宅の間取りが決まるまでの流れ|設計事務所との打ち合わせ全4ステップ

設計士と間取りを検討している様子
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こんな疑問を持っていませんか?

  • 設計事務所と進めると、間取りってどうやって決まっていくの?
  • 修正って何回くらいするの?
  • 最初のプランを見てから何ヶ月で確定するの?

この記事では、現在設計事務所と注文住宅を建築中の私(いえまる)が、間取りが決まるまでのリアルな流れを4ステップで解説します。

結論から言うと、設計事務所との間取り決めは「ヒアリング → 初回提案 → 修正繰り返し → 確定」という流れで進みますが、初回提案からOKを出すまで4ヶ月みっちり検討しました。それだけ時間をかける価値がある作業です。

📋 この記事は「間取りシリーズ」の第1回です

  • ① 間取りが決まるまでの流れ(この記事)
  • ② こだわりを間取りで実現する方法と妥協したこと
  • ③ 満足いったところ・やってよかった間取りの工夫
  • ④ 正直に言う後悔ポイントと失敗談

ステップ1:ヒアリングシート記入と「暮らし方」の言語化

設計事務所との間取り打ち合わせは、図面を見ながら始まるわけではありません。最初は「どんな暮らしがしたいか」を言葉にする作業から始まります。

私たちが最初に渡されたのは、A3サイズのヒアリングシートです。内容は以下のようなものでした。

  • 家族構成・年齢・将来の家族増減予定
  • 今の家で不満に思っていること(モノが多い、洗面所が狭いなど)
  • 絶対に取り入れたいこと(大きなリビング、書斎がほしい など)
  • 趣味・ライフスタイル(キャンプ用品が多い、在宅勤務が多い など)
  • 将来の変化(子どもが増える可能性、親の同居を考えているかど)

このシートを書く作業が意外と大変で、夫婦で意見が食い違うことも多かったです。「収納を最優先」という私と、「開放的なリビング優先」という妻で、ここでもう議論になりました(笑)。

後から気づいたことですが、このヒアリングシートに書いた内容が、その後の全打ち合わせの「軸」になります。最初の言語化が雑だと、後で「やっぱりこうしたい」という修正が増えてしまう。時間をかけてでも丁寧に書くことをおすすめします。


ステップ2:土地と法規チェック → 初回プランの提示(3Dパース付き)

ヒアリングシートを提出した後、設計士は土地の情報と照らし合わせながら初回プランを作成します。このとき設計士がチェックしているのは以下のような項目です。

チェック項目 内容
用途地域・建ぺい率・容積率 建てられる建物の大きさの上限を決める法律的な制限
北側斜線・高度地区 建物の高さに影響する法規制。屋根の形が変わることも
日当たり・風向き・隣地の建物 窓の位置・サイズを決める重要な現地要素
道路との接道・駐車場の取り方 玄関の位置やガレージのプランに影響する
給排水・電気の引き込み位置 水回りを置く位置のコストに影響する

初回プランが出るまでにかかった時間は、私たちの場合ヒアリングから約3週間でした。

私たちの担当設計士は、初回プランから3Dパースを作って持ってきてくれました。平面の間取り図だけでなく、実際に立った目線での空間イメージが初回から確認できたのは本当に助かりました。以降の修正ごとにパースも更新してもらうことで、「変更前と変更後の空間の違い」を毎回視覚的に確認しながら進められました。

初回プランを見たときの正直な感想は「思ってたより自分たちの要望が反映されてる!」という驚きでした。ただ、一方で「なんかここが違う…でも何が違うのかうまく言葉にできない」という感覚も同時にありました。この「言語化できないもやもや」を解消していく作業が、次のステップです。


ステップ3:修正ラウンド × 6回(ここが一番長い)

間取り図を広げて打ち合わせ
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初回プランから最終確定まで、私たちは計6回の修正を経ました。修正のラウンドは大きく「大修正」と「微調整」に分かれます。

大修正ラウンド(1〜3回目)

最大の変更は「1階をほぼ全部LDKにする」という判断でした。東京都内の土地は広くありません。私たちも延べ床面積の制約がある中で、「それでもリビングは広くしたい」という要望は絶対に譲れなかった。設計士と話し合った結果、1階から和室・客間を完全になくして、その分をすべてLDKに充てるプランに切り替えました。これで間取りが大きく変わりました。

2つ目の大きな変更は「書斎の確保」です。私たちは在宅勤務が多く、集中できる&打合せも周りを気にせずできる空間が必要でした。仕事に前向きに取り組めるように遊び心のある部屋にしたいという要望を後から強く伝え、1階の一部を個室書斎として確保してもらいました。その結果、R壁で鎌倉のような素敵な間取りを提案いただきました。夫婦で意見が分かれた部分でしたが、日常的に使う作業環境なので、ここは押し切りました(笑)。

3つ目は「玄関の広さと土間収納の位置」。キャンプ用品が多い私たちにとって、玄関土間は絶対に広くしたかったポイントでした。初回プランでは一般的な広さだったため、別の空間を削って土間スペースに変更しています。

「大きな変更は早めに言ってもらえると助かります。外壁や構造に影響する変更は、後になればなるほど修正のコストが上がります」

— 担当設計士より

微調整ラウンド(4〜6回目)

大きな変更が落ち着いてきた頃から、打ち合わせの内容が細部に移ります。

  • 収納の棚の段数・コンセントの位置と数
  • 窓の大きさ・開き方(引き違い vs 縦すべり出し)
  • ドアの開く向き・引き戸か開き戸か
  • 洗面台の幅・洗濯機置き場の向き

この段階でこだわったのが「キッチン裏を全部隠し収納にする」という設計です。食品ストック・調理家電・日用品の予備など、キッチン周りって生活感が出やすい場所です。パントリーを扉付きのウォークイン収納にして、リビングからは一切見えない形にしました。3Dパースで確認しながら扉の位置・奥行きを何度か微調整した部分です。

微調整でよく言われるのが「もっと早く言ってくれれば」という話。特にコンセントの位置は「住んでみて初めてわかること」が多いので、将来の家電配置まで想像しながら決めることが大切です。


ステップ4:最終確定 → 建築確認申請へ

すべての修正が終わり「これで行きましょう」となった時点で間取りは確定します。この後は建築確認申請というステップに進み、行政に図面を提出して建築許可を取ります。

重要なのは、建築確認申請後の間取り変更は「設計変更申請」という手続きが必要になり、費用と時間がかかるということ。申請前に「これで本当にいいか」を夫婦で最終確認することが大切です。

私たちが間取り確定に要した期間は、初回提案から数えて約4ヶ月でした。打ち合わせ回数は設計段階だけで8〜9回。「こんなに時間かかるの?」と思う方もいるかもしれませんが、間取りは完成後に変えられない部分です。この4ヶ月を惜しんだ先に30年分の後悔が待っているかもしれないと思うと、むしろ短いくらいかもしれません。


まとめ:間取りが決まるまでの4ステップ

ステップ 内容 目安期間
① ヒアリング 暮らし方・要望の言語化 1〜2週間
② 初回プラン提示 土地・法規チェック → 第一案(3Dパース付き) 3〜4週間
③ 修正ラウンド × 6回 大修正(LDK・書斎・収納)→ 微調整(窓・コンセント等) 3〜4ヶ月
④ 最終確定 夫婦での最終確認 → 建築確認申請へ 1〜2週間

「早く決めたい」という気持ちはわかりますが、設計士から言われた言葉が今でも印象に残っています。

「間取りは、その家での生活を何度も何度もシミュレーションした分だけ良くなります。急いで決めた間取りより、じっくり考えた間取りの方が必ず満足度が高い。」

— 担当設計士との打ち合わせより

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