注文住宅の上棟式、うちはやりませんでした【実体験】目的・流れ・費用相場とやった人・やらなかった人の声

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骨組みが組み上がった建築現場のイメージ
イメージ:上棟を終えた建築現場

「上棟式ってやったほうがいいのかな」「そもそも何をする式なの?」——家づくりを進めていると、一度は気になるのがこの上棟式です。うちも打ち合わせの中で話題に上がりましたが、結論から言うと上棟式はやっていません

ただ「うちはやりませんでした」だけだと参考にならないと思うので、この記事では先に上棟式の目的・当日の流れ・費用相場・実際にやった人とやらなかった人の声を調べてまとめ、最後にうちがやらなかった理由と今の率直な気持ちを書きます。これから上棟を迎える方が「うちはどうするか」を考える材料になれば幸いです。

上棟式とは?(目的)

上棟式(棟上げ式)は、柱や梁を組み上げ、屋根の一番高い位置に「棟木(むなぎ)」を取り付ける「上棟」という工程が終わったタイミングで行う儀式です。

棟上げを無事に終えたことに感謝すると同時に、家屋の守護神と大工の神様を祀り、今後の工事の安全を祈ります——上棟式とは?式の流れや用意するもの、ご祝儀や服装、挨拶文も解説|山根木材より

つまり、単なるお祝いごとというより、「ここまで無事に工事が進んだことへの感謝」と「これから工事に携わる大工さんへのねぎらい・関係構築」という意味合いが強い儀式のようです。なお、プレハブ住宅やツーバイフォー工法の住宅では、そもそも「上棟」という工程自体が存在しないため、上棟式を行わないケースも一般的とされています。

上棟式当日の流れ

当日の大まかな流れも調べてみました。略式の場合は、次のような流れで進むことが多いようです。

①棟梁が棟木や祭壇に御幣や棟札を飾る ②「四方固めの儀」で酒・米・塩をまく ③祈願と二礼二拍手一礼 ④「直会の儀」で施主が挨拶して乾杯 ⑤関係者の紹介と挨拶 ⑥手締めで式を締めくくる ⑦ご祝儀などを渡す——棟上げとは?上棟式のやり方や流れ、準備することをまとめて解説!|アイフルホームより

「四方固めの儀」では、施主にも役割があります。

棟梁が塩、施主様がお米、お神酒で四隅を清めていく——上棟式の意味や流れ、当日の服装や準備物|福岡工務店より

式をやらない場合でも、大工さんたちは休憩を挟みながら一日がかりで骨組みを一気に組み上げていくため、午前10時頃と午後3時頃の休憩タイミングに合わせて飲み物やお菓子を差し入れるのが一般的なようです。この「差し入れ」だけは、式をやる・やらないに関わらず多くの人が実践しているようでした。

上棟式の費用相場

費用面も気になるところなので調べました。規模によって金額の幅がかなり広い儀式のようです。

規模 費用目安
簡易的な上棟式 10万円程度
神主を呼ぶ・餅撒きをするなど盛大な式 30万円前後

簡易的な上棟式であれば、予算は10万円程度です。神主さんやご近所の方々を招く・餅撒きをするなど、盛大な式典にする場合には30万円前後になるケースもあります——上棟式とは?やり方や流れ、服装マナー、費用相場からご祝儀の包み方まで徹底解説!|アットホームより

費用の内訳としては、お供え・直会(飲食費)・ご祝儀の3つが大きな割合を占めます。ご祝儀の相場は次の通りです。

現場をまとめる責任者である「棟梁」には2〜3万円、その他の大工さんには5千〜1万円を渡すのが一般的です——上棟式のご祝儀はいくら包む?大工・棟梁への相場と渡し方のマナー|ホームズより

棟梁・大工さん・現場監督・設計/営業担当それぞれに渡すとなると、ご祝儀だけでも数万円単位になります。「やるかやらないか」を考えるとき、この金額感は判断材料の一つになりそうです。

実際どのくらいの人がやっているのか

最近は上棟式をしない人が増えているという話をよく見かけたので、実施率のデータも探してみました。

フォロワー4.3万人以上のInstagramアカウントで「上棟式を実施したかどうか」についてアンケートをとったところ、500人以上の回答で上棟式をやっていない人が60%、やった人が40%だった——上棟式をしない割合は何%?実施しないとデメリットがある?|チューモンズーより

※これは学術的な統計調査ではなく、個人のSNSアンケート(500人以上が回答)である点には注意が必要です。それでも、複数の情報源で「やらない人のほうが多数派」という傾向は共通して見られました。うちのように上棟式をやらない選択も、決して珍しいものではなさそうです。

住宅建築現場で作業する職人のイメージ
イメージ:現場で作業する職人

やった人・やらなかった人の声

実際に上棟式を経験した方のブログもいくつか読んでみました。評価は人によってかなり分かれます。

✅ やってよかったという声

「やはり上棟式は絶対にやった方がいいなと思いました。担当してくれている設計士の先生、そしてこれからバリバリお世話になる大工の棟梁、そして現場監督などにきっちりとお願いができる場所は、こういった式の時ぐらいしかないと思いました」

上棟式ってやった方がいいの?|藏家より(工務店側の視点であることには留意)

⚠️ やったけど後悔したという声

「やるだけ無駄やった。やらなきゃよかった」「祝い袋や祝いの品なんか、用意しなきゃ良かった」——祝いの式を期待していたら、実際は設備業者などの説明会のような内容だったことに落胆したという体験談

やらなきゃよかった上棟式|まいごの三井ホーム建築日記より

💬 簡易的な式にした人の声

正式な上棟式ではなく簡易的な「立柱式」を選んだものの、差し入れのタイミングや現場への配慮が行き届かず、「自分たちの至らなさと、適当加減、気の利かなさにモヤモヤと後悔が残る」と振り返る体験談。式の有無より、現場への感謝の伝え方そのものが大事だったという学び

上棟式をしなかった我が家!施主として情けない後悔ポイント|20坪の平屋でコンパクトな暮らしより

3つの声を並べてみると、「式をやるかどうか」よりも「大工さんたちへの感謝をどう伝えるか」のほうが、後悔・満足を分けるポイントになっているように見えます。

上棟式をやる・やらないを決めるときに考えたいこと

調べていく中で、判断軸として整理できそうな点がいくつか見えてきました。

  • 両家の親を呼びたいか:呼ぶ場合はスケジュール調整が必要になるため、早めに施工会社へ意向を伝えておく
  • 施工会社側の方針:会社によっては上棟式自体をあまり行わない方針のところもあるため、提案があるかどうかも判断材料になる
  • 費用にどこまでかけられるか:簡易的にするなら10万円程度、餅撒きなど盛大にするなら30万円前後という幅を踏まえて考える
  • 式をやらない場合の代替:立柱式などの簡易的な形にする、あるいは式自体は行わず差し入れと挨拶だけで感謝を伝える、という選択肢もある

上棟式を含めた進め方に迷っている方へ

上棟式をやるかどうかは、施工会社によって提案の有無や進め方が異なります。着工前の段階で複数社の方針や資金計画を比較しておくと、こうした細かい判断もしやすくなります。

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結論:我が家は上棟式をやりませんでした

ここまで調べた内容を踏まえて、うちの実際の話です。

元々はお互いの両親が来られるようであれば上棟式をやろうという話をしていました。ただ、両家それぞれのスケジュールが合わず、結局実施しないことになりました。

式そのものはやりませんでしたが、現地に様子を見に行った際には、大工さんたちに何度か差し入れをしています。式という形にはこだわらず、顔を出したときにできる範囲で感謝を伝える、というやり方です。

正直なところ、上棟式そのものに対してあまり強い思い入れがなかったこともあり、やらなかったことについて特に何も感じていません。「絶対にやるべきだった」という後悔もなければ、「やらなくて良かった」という強い実感もなく、淡々と受け止めています。

調べてみて感じたのは、上棟式は「やるかやらないか」自体よりも、両家の希望やスケジュール、そして現場への感謝の伝え方のほうが本質的に大事だということです。うちの場合はたまたまスケジュールが理由で見送りましたが、差し入れという形で最低限の気持ちは伝えられたかなと思っています。

まとめ

  • 上棟式は、棟上げが無事終わったことへの感謝と、これからの工事の安全を祈る儀式。プレハブ・ツーバイフォー工法では実施しないことも多い
  • 当日は「四方固めの儀」「直会の儀」などを経て、施主が挨拶・ご祝儀を渡す流れが一般的。式の有無に関わらず、休憩時間に合わせた差し入れは広く実践されている
  • 費用は簡易的なら10万円程度、盛大にすると30万円前後。ご祝儀だけでも棟梁2〜3万円・大工さん5千〜1万円が目安
  • SNSアンケート(500人以上回答)では、やらない人が60%とやや多数派。うちのような選択も珍しくない
  • やった人・やらなかった人の声を見ると、満足度を分けるのは「式の有無」よりも「現場への感謝の伝え方」だった
  • 我が家は両家のスケジュールが合わず上棟式は見送り。代わりに現地訪問時の差し入れで感謝を伝え、特に後悔はしていない

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