
スマートホームにしたい、とは家づくりの最初の方からずっと思っていた。ただ、実際に住宅設備メーカーの見積もりを見てみると、思っていたより費用がかさむことが分かった。
結論として、うちは玄関の鍵だけスマートロックを採用し、それ以外はAlexaやGoogle HomeとSwitchBotなど市販のデバイスを使って自分でスマートホーム化する方針にした。住宅設備メーカー製の高機能パッケージは見送っている。この記事では、2026年のスマートホーム事情を調べた内容と、うちの判断をまとめる。
📋 この記事でわかること
- 2026年のスマートホームトレンド(段階導入・Matter規格)
- HEMS(エネルギーマネジメント)とは何か、うちに必要なかった理由
- 住宅設備メーカー製スマートホームを見送った理由
- スマートロックを採用した理由
- Alexa・Google Home・SwitchBotで自作する方針にした経緯
2026年のスマートホーム、トレンドは「全部自動化」じゃない
調べてみると、2026年のスマートホームのトレンドは「家中を一気に自動化する」ことではなく、暮らしのストレスを確実に減らせる部分だけに絞って、段階的に導入するという考え方が主流になっているようだった。
まずはリビングの照明やスマートスピーカーなど1〜2点だけ導入し、使用感を確認してから範囲を広げていく「スモールスタート」が推奨されている。また、異なるメーカーの機器同士を連携させやすくする「Matter」という共通規格に対応した製品を選ぶと、あとから機器を追加・変更しやすい。
この「絞って導入する」という考え方は、うちの実際の判断にも近かった。全部を住宅設備メーカーにお任せするのではなく、必要なものだけ選ぶという方向で考えた。
HEMS(エネルギーマネジメント)とは? うちは対象外だった

正直、秘書に言われるまで「HEMS」という言葉自体を知らなかった。調べてみると、家庭の電気使用量をリアルタイムで見える化し、太陽光発電・蓄電池・EVなどと連携させて家全体のエネルギーを管理する仕組みのことだった。政府は「2030年までに全住宅への設置」を目指す方針を掲げているらしい。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 効果 | 電気使用量を約10%程度削減できるとされる |
| 導入費用 | 10〜30万円程度(コントローラー本体のみで4〜9万円台) |
| 補助金 | HEMS単体への国の直接補助は2013年に終了。ただし「GX志向型住宅」として申請する場合はHEMS導入が必須要件で、代わりに最大110万円(寒冷地125万円)の補助が受けられる |
出典:エネチェンジ、Nature、Const Room等のHEMS解説記事より
うちは長期優良住宅で建てているが、「GX志向型住宅」としての申請はしていない。つまりHEMSは必須要件に含まれておらず、知らなかったのも無理はない、と分かって少し安心した。太陽光発電や蓄電池を導入する予定がある人は関係してくる話なので、該当する人は確認しておいたほうがいい。
住宅設備メーカーのスマートホームは見送った
検討時、LIXILのスマートホーム関連製品(電気錠システムなど)を見た。玄関ドアに専用のハードウェアを組み込み、専用アプリで解錠・施錠できる仕組みで、機能としては魅力的だった。
ただ、ドア本体に組み込む専用ハードウェアという性質上、導入するとそこそこのコストがかかることが分かった。家全体をそのメーカーのエコシステムで揃えるほど魅力は増すが、うちはそこまでの投資はしないと判断した。
玄関だけはスマートロックを採用

住宅設備メーカーの高機能パッケージは見送ったが、玄関の鍵だけはスマートロックにした。理由はシンプルで、買い物袋や子どもの荷物で両手がふさがっているときに、鍵を取り出さずに開けられる場面が多そうだと思ったからだ。
調べてみると、市販のスマートロックはSwitchBotやSESAME(Candy House)などが人気で、価格帯は1万〜5万円程度。後付けタイプなら工事も不要なものが多い。うちは設計段階から組み込む形になるが、この「玄関の解錠だけ便利にする」というピンポイントの導入は、2026年のトレンドである「絞って導入する」という考え方にも合っている。
照明・宅配ボックスなどは、自分でAlexa・SwitchBotを組み合わせる
スマートロック以外の部分――照明・エアコン・宅配ボックスの通知など――は、住宅設備メーカーの製品を使わず、Alexa・Google Homeなどの市販スマートスピーカーと、SwitchBotのような後付けデバイスを組み合わせて自分で作っていく方針にした。
住宅設備メーカーの純正システムに対して、市販デバイスを組み合わせる「施主支給」的なアプローチは、費用を大きく抑えられるケースが多いとされる。メーカーによる工事・保証の手厚さは失うが、SwitchBotのようなシリーズは家電のスイッチ・カーテン・センサーなど幅広い製品ラインナップがあり、必要な範囲だけ後から追加していける自由度がある。
まだ設計段階で実際には住んでいないので、この判断が正解かどうかは正直まだ分からない。ただ、住宅設備メーカーの提案をそのまま受け入れるのではなく、「玄関の解錠だけはハード面で組み込み、それ以外はソフト面(市販デバイス)で柔軟に対応する」という切り分けは、コストと利便性のバランスとして納得している。
まとめ
- 2026年のスマートホームトレンドは「全部自動化」ではなく、必要な部分だけ絞って段階的に導入するスタイル
- HEMS(エネルギーマネジメント)はGX志向型住宅では必須要件だが、長期優良住宅では対象外。太陽光・蓄電池を入れない場合はうちのように無関係なことも多い
- 住宅設備メーカーのスマートホーム(LIXIL等)はハード組み込み型でコストが上がりやすく、うちは見送った
- 玄関の鍵だけはスマートロックを採用。両手がふさがっている場面での利便性を優先した
- それ以外はAlexa・Google Home・SwitchBotなど市販デバイスで自分で組み立てる方針
「スマートホーム化」と一言でいっても、住宅設備メーカーに全部任せる方法と、自分で組み立てる方法がある。うちはコストと必要性を天秤にかけて、玄関だけハード、それ以外はソフトという折衷案に落ち着いた。実際に住み始めてからの使用感は、また追って記事にしたい。
💡 設備選びの予算配分、プロに整理してもらおう
注文住宅30年以上のベテランが、スマートホームを含む設備投資の優先順位を一緒に整理してくれる。FPによるライフプラン作成も無料。
📚 関連記事


コメント