中古マンション+リノベを検討してやめた5つの理由【業者6社を実際に回った話】

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📖 「賃貸から注文住宅へ」シリーズ
  第1話:賃貸をやめて家を購入することにした理由
  第2話:新築マンションを検討してやめた理由
▶ 第3話:中古マンション+リノベを検討してやめた理由
  第4話:ハウスメーカー5社を断って設計事務所を選んだ理由
リノベーション工事中の室内

こんな疑問はありませんか?

  • 中古マンション+リノベって新築よりコスパいいんじゃないの?
  • 自分好みにリノベできるなら注文住宅みたいなものでは?
  • 実際にリノベを検討してやめた人の本音が聞きたい

この記事では、リノベーション業者を実際に5〜6社回ったうえで中古マンション+リノベをやめることにした、私(いえもり)の実体験をお伝えします。

結論:コスト・駐車場・建物の将来・外観・そして現オーナーたちの「次の行き先」が最終的な決め手でした。


その前に:リノベ業者6社を回った話

リノベーションのプランニング

中古マンション+リノベは、新築マンションや注文住宅と違って「物件選び」と「業者選び」を同時にやらないといけないプロセスです。

私たちが回ったリノベ業者は5〜6社。驚いたのは各社のカラーがまったく違うことでした。

  • とにかくコストを下げることが得意な会社
  • デザイン性にとことんこだわる会社
  • 物件の紹介からリノベまで一気通貫でやってくれる会社
  • 素材・建材へのこだわりが強い職人気質の会社

中古リノベに興味があるなら、業者選びは絶対に複数社を比較するべきです。本当にカラーが違う。ここは実体験として自信を持って言えます。

「リノベーション会社は施工費用だけで判断するのは危険。デザイン・素材・アフターフォローで差が大きく、同じ予算でも仕上がりに大きな差が出る」

リノべる「リノベーション会社の選び方」より


やめた理由① ローン以外のコストが積み重なる

マンション購入で見落としがちなのが、ローン以外の毎月固定でかかるお金です。

  • 管理費:共用部の維持・管理組合の運営費用。月1〜3万円が相場
  • 修繕積立金:将来の大規模修繕(外壁・屋上・エレベーターなど)のための積立。月1〜3万円、築年数が上がると増額されることも

仮にローン返済が月15万円、管理費2万円、修繕積立金2万円とすると、毎月の固定支出は月19万円になります。戸建てにはこれがない。

国土交通省の調査によると、マンションの修繕積立金の平均は月1万1,243円。ただし大規模修繕の時期が近づくと増額されるケースも多く、築30年以上のマンションでは月3〜5万円になる事例もある。

国土交通省「マンション管理の適正化」より

やめた理由② 駐車場が空いていないケースがあった

私たちは車を使う生活をしていたため、駐車場は必須条件でした。

新築マンションでは入居と同時に申し込みができますが、中古マンションは別です。物件によっては、マンション内の駐車場がすでに満杯で空きがないケースがありました。

また空きがあったとしても、マンションの駐車場は高さ制限や幅制限があるものも多く、大きめの車が入らないということも実際にありました。

周辺の月極駐車場を別途借りることも選択肢ですが、都内だと月2〜4万円かかることも。ローン+管理費+修繕積立金にプラスして駐車場代が加わると、総コストはさらに増えます。

やめた理由③ 長く住むことを考えると築年数が気になった

古いマンションの外観

私たちが「長く住みたい」という前提で考えたとき、頭に浮かんだのが建物の将来でした。

仮に現在築30年のマンションを購入したとします。私たちが70歳になるとき、その物件は築70年前後になります。

築70年のマンションに安心して住み続けられるのか。建て替えの議論になったとき、区分所有者全員の合意を取るのはどれほど難しいのか。そういったことを考えると、純粋に不安がありました。

リノベで内装をきれいにしても、建物の構造体は古いまま。どこまで手を入れられるかには限界があります。

やめた理由④ 「毎日帰ってくる家」の外観がテンション上がらなかった

これは少し感覚的な話ですが、毎日帰ってくる家だからこそ、外観も好きでいたいという気持ちがありました。

中古マンションの外観は、築年数が経つほど古びた印象になります。もちろんリノベーションで内装はきれいにできますが、外観は変えられないのがほとんどのマンションの現実です。

「この外観の建物に毎日帰ってくる自分が、20年後もテンション上がるだろうか?」と考えたとき、正直に言えばそうは思えませんでした。

やめた理由⑤ 現オーナーたちが「戸建てに引っ越す理由」で動いていた

これが一番リアルな話かもしれません。

物件を検討する中で、売り主である現オーナーと話す機会が何度かありました。複数の方に「引っ越す理由」を聞いてみると、出てきた答えが共通していました。

  • 「子供が生まれたから、もっと広い戸建てに移りたい」
  • 「上下左右の音が気になってきた」
  • 「もっと自分たちらしい家に住みたくなってきた」

将来の自分たちも、同じ理由でまた引っ越したくなるんじゃないか?

「長く住みたい」という私たちの軸に照らしたとき、現オーナーたちの話は正直なシミュレーションになりました。

中古マンション+リノベのメリットも正直に言います

やめた理由を書きましたが、中古リノベには本当に魅力的な点もあります

  • 新築より安く、好立地に住める:同じ予算でより駅近・広い物件を選べることが多い
  • 内装を自由に作れる:新築マンションよりカスタマイズ幅が大きい
  • リノベ業者との打ち合わせが楽しい:業者ごとに提案の個性があって、プロセス自体が面白い
  • 物件の味・履歴がある:新築にはない独特の雰囲気を持つ物件もある

特に「駅近に住みたい」「予算を抑えたい」「リノベのプロセスを楽しめる」タイプの人には、中古リノベは非常に合っていると思います。

まとめ

  • 管理費・修繕積立金のコストがローン以外にもかかり続ける
  • 駐車場が空いていない・大きい車が入らないケースがあった
  • 長く住むことを想定すると、築年数への不安が残る
  • 外観は変えられない——毎日帰る家として好きでいられるかが不安だった
  • 現オーナーたちが「子供・騒音・自分たちらしい家」を理由に戸建てへ引っ越していた

こうした理由が重なり、私たちは注文住宅(戸建て)を検討することにしました。次の記事では、ハウスメーカー5社を回って最終的に設計事務所を選んだ話を書きます。

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